こんにちは。けんとです。
簿記3級を受験するにあたって、勉強の仕方がわからないと悩んでいるアナタへ。また統一試験かネット試験か、どちらを受けようか迷っている方々へ。
私は、ネット試験を受験し、1度不合格となりました。試験勉強から遠ざかっていたせいもあり、効率良い勉強方法を忘れていたのです。
効率のいい勉強法とは、ズバリ、
OUTPUTをすることです。簿記に関していうと問題を解きまくることが重要でした。
もう一つ、ネット試験特有の問題があります。それは、
『PCの問題をみて、紙に仕訳をメモし、PCに解答する』という試験になれること。
本記事で、私の経験から、効率のよい簿記3級ネット試験の勉強方法、紙のテスト(統一試験)との違いなど、詳しく紹介します!ちなみに私は不合格のあと2週間後、2度目のネット試験で合格できました!
日商簿記3級のネット試験とは?
最初に、日商簿記のネット試験がどのような試験なのか簡単に説明します。
従来の紙に回答を記入する試験に対して、パソコンに回答を入力していく試験
従来の紙に回答を記入していく簿記試験は『統一試験』と呼ばれています。ネット試験は、パソコンに回答を打ち込んでいく方式の試験をさします。
ネット試験が始まりましたが、統一試験もこれまで通り実施されます。
試験時間:60分 合格基準:70点以上(100点満点)はどちらの試験でも同じです。違いを以下にまとめました。
統一試験概要
試験日程:例年6月第2日曜日・例年11月第3日曜日・例年2月第4日曜日
合格発表:試験終了後 約3週間後
受験料:2,850円
試験会場:全国の商工会議所など
日本商工会議所HPは下記参照
ネット試験概要
試験日程:随時実施
合格発表:試験終了後、ネットで採点ー試験会場ですぐ合否判定
受験料:3,400円(別途事務手数料550円かかります)
試験会場:全国のテストセンター
申込サイト:CBT-Solutionsの日商簿記3級申込専用ページ
CBT-SolutionsのHPは以下参照
ネット試験のメリット・デメリット
〈 メリット 〉
統一試験では、試験日が年3回となっていましたが、ネット試験では試験センターが随時日時を定め、頻繁に開催されるため、受験機会が増えるメリットがあります。
自分が受けたいタイミングに合わせて受験でき、学習ペースがつかみやすくなります。
万が一不合格でも、すぐ次の試験に向けて勉強ができます。
〈 デメリット 〉
パソコンに解答を入力して解答していくので、パソコンが苦手な方には不利になります。
また、パソコン操作に慣れている方も注意が必要です。
ネット試験は、パソコン画面の問題をみる→紙のメモ用紙に仕訳などのメモをする→解答をパソコンに入力という手順で解答していきます。この手順に慣れないといけません。
また、画面に表示される問題を机のメモに写して計算しますが、写すときのミスや、パソコンに入力する時のミスをしないよう十分気を配らないといけません。
パソコン自体は使い慣れていても、パソコンを使った解答に慣れていないため、試験環境に慣れる練習が必要です。
・ネット試験を受験する場合は、パソコンの操作になれておきましょう!
・ネット試験の本番を想定して、対策しましょう!
勉強開始から合格までのスケジュール ー日商簿記3級ネット試験ー
簿記3級に合格するためには100時間程度の勉強時間が必要と一般的にいわれています。私の場合、1日1時間を勉強時間の目安として、合格まで3ヶ月を目標としました。
次に勉強方法ですが、独学が通信講座か迷いました。まずは本屋に行き参考書を立ち読みしてみました。簿記特有の専門用語の多さにおどろき、ここは通信講座でしっかりと勉強したほうが良さそうだと思いました。
ネットで調べて、クレアールの通信講座にたどりつきました。選んだ決め手は、価格の安さと評判です。
クレアールの簿記3級通信講座の内容は別記事でまた紹介しますね!
実際にクレアールの通信講座をつかって下記のようなスケジュールをたてました。
スケジュール
講座申し込み | 学習期間 | 試験日 |
12月 | 約3ヶ月 | 4月 |
また、計算機も用意する必要があります。簿記の試験では、関数電卓の使用が認められていません。
実際に使い慣れている計算機があり、試験に持ち込み可能であれば、そちらを使うことをおすすめします。
私は、関数電卓しか持っていなかったので、新たに購入しました。
ちなみに私が買ったものはこれ。試験会場にも持ち込めるし、実際に使いやすかったですよ!
・簿記初心者には通信講座はオススメ。
・クレアールがコストパフォーマンス抜群!
・簿記試験会場に持ち込める電卓を購入しましょう。
日商簿記3級の勉強方法について
いよいよ勉強開始です。クレアールの通信講座の動画を見ながら学習していきます。
ここで私の失敗談からオススメの勉強方法を紹介します。
- とにかく仕訳を勉強すること
- くりかえし手を動かし問題を解くこと(OUTPUT)
- 仕訳問題をたくさんやること(OUTPUT)
この3点を意識すれば、簿記3級は対応できると思います。問題に書かれている文章を正しく読解し、仕訳ができれば、その先の試算表作成も大丈夫だと思います。
逆に、私は講義動画ばかり見ていて、手を動かしていませんでした。1ヶ月半で動画をひと通りみて、テキストの問題を解こうとおもったら、まったく解けませんでした。INPUTばかりしていて記憶に定着していなかったのです。
その結果、4月の試験予定が6月にまでずれ込んでしまいました。2ヶ月もムダな時間を過ごしてしまったのです。
簿記はとにかく問題をたくさん解くこと(OUTPUT)が、合格への近道です!
最後に ー日商簿記3級ネット試験特有の対策ー
私は、ネット試験対策をほとんどやらずに、試験を受けた結果、不合格となりました。過去問をやって85点以上は取れていました。これなら十分合格できるだろうと、たかをくくっていたのです。
実際は、ネット試験のデメリットのところでも言いましたが、
- ネット試験
- PCの問題をみて、紙に仕訳をメモし、PCに解答する
- 統一試験
- 紙の問題をみて、紙に仕訳をメモし、紙に解答する
ネット試験のやり方をしたことがなかったので、戸惑ってしまいました。
不合格となった日、ネット対策の問題集を購入し、ひたすら練習しました。二週間後のネット試験に申し込み、なんとか合格できました。購入した本は下記です。